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ダイハツ ミライース【LA300S】アイドリングストップ車用バッテリー交換<整備ブログ>

ダイハツ ミライース【LA300S】アイドリングストップ車用バッテリー交換

 

出典:Goo-net:型式DBA-LA300S ミライース(ダイハツ)

今回はダイハツ ミライース【LA300S】のアイドリングストップ車用バッテリーを交換したので紹介します。

バッテリー交換に必要なもの(準備編)

新品のバッテリー【M-42125D26L】(Panasonic CAOS 【M-65】)

まずは交換する新品のバッテリーを準備しましょう。

ダイハツミライース【LA300S】はM-42というアイドリングストップ車用のバッテリーが搭載されています。

もともと取り替える前はM-42のアイドリングストップ車用バッテリーがついていましたが、今回はバッテリーの性能が高めのM-65を取り付けました。

【M-42】のMの後の「42」や「65」などはバッテリーの性能の数字なので大きいほど性能が良くなるので問題はありません。

バッテリー交換時のバックアップメモリー

バッテリーを交換する時には必ず必須になる「バックアップ」。バックアップを取りながら交換作業をしないとメモリーが飛んだりして大変です。昔はオーディオの時計やラジオの周波数を設定しなおすぐらいでよかったのですが、最近のお車は高性能となっているのでメモリーが飛んでしまうと専用の診断機がないと復旧できないこともありますのでしっかりバックアップは取ります。

私が業務で使用しているバックアップ機は【CTEK MXS7.0】を使用しています。

工具

  1. ラチェット
  2. 10mmのコマ
  3. 10mm・12mmのネガネ

バッテリー交換時には少し小さめのメガネ(10mm・12mm)とラチェットがあればたいていのバッテリーは交換できます。

これから自分でバッテリーを交換していくのなら持っておいて損はないですよ。

実際のバッテリー交換作業

バックアップを取る

ハンドルの下側に「OBD2」というコネクターがありますのでそこにバックアップのケーブルを接続します。

上の写真のようにハンドル下部の左側にコネクターがありますのでここに接続します。

車両側のOBD2に接続した後、コンセントにつなぎバックアップ機本体の電源を入れます。

電源が入った後、モードボタンを押して【SUPPLY】モードに切り替えます。

モードボタンを押していくと下のランプが

NORMAL→❆→SUPPLY→RECONDと順番に切り替わっていきます。

SUPPLYのところに設定すると上側のSUPPLYのランプも光り始めるので下も上もランプがついたら交換作業開始してOKです。

バッテリーを固定しているステーを外す

バッテリーの右側にあるネジは、10mmのナットで止まっているので10mmのメガネやラチェットなどを活用して緩めてナットを外します。

バッテリーの左側のナットも10mmのナットで止まっているのでこちらもラチェットなどを使って緩めます。

上の写真のようにステーを取り外すことができました。

注意
バッテリーの端子を外す時の注意点としてHDDナビゲーションシステムのメモリー記憶時間の関係上、イグニッションスイッチをOFFにしてから6分以上経過してからマイナス端子を取り外してください

バッテリーのプラス・マイナス端子を外す

ステーが外れたらバッテリー本体のプラスとマイナス端子を緩めて外していきます。

注意
バッテリー交換時の注意点として、「マイナスから始まりマイナスで終わる」という言葉があります。

【外すとき】マイナス端子外す→プラス端子外す→バッテリー取り出す

【取り付ける時】新しいバッテリーを置く→プラス端子取付→マイナス端子取付

交換時の必須条件になるので覚えておいてください

まずはマイナス端子を緩めて外します。

次にプラス端子を緩めて外します。

マイナス・プラス端子両方とも外したら古いバッテりーを取り出します。

注意
外した端子が金属部に当たらないように気を付けてください。金属部にあたるとショートしてメモリーが飛んでしまうことがありますので要注意です

新しいバッテリーを取り付ける

新しいバッテリーを入れ替えて入れたら今度は

プラス端子→マイナス端子の順番で取り付けていきます。

まずは手でグリグリしながら端子にしっかりはめ込んでいきます。

まずはプラス端子をはめ込みます。

次はマイナス端子をはめ込みます。

そしてメガネを活用して締めこんでいきます。

ステーを取り付けてバッテリーを固定します

最初に外したステーを左側側の穴にひっかけて最初に外した右側の部分の10mmのナットを締め付けていきます。

バッテリー交換作業完了!!無事にバッテリー交換出来ました!!

最後に初期化設定をしたらすべて完了です。

バックアップ機を取り外す

新しいバッテリーに交換出来たら、コンセントから電源コードを抜きOBD2コネクターから端子を外し、バックアップ機を取り外します。

注意
必ず電源コードを抜き、電源を切ってからOBD2の端子を取り外しましょう

初期化設定

今回のようにバッテリー交換をした時、バックアップをしていなかったり、正常に出来ていなかった場合は下記の作業が必要になります。

初期化が必要なシステム 作業項目
パワーウインドウ パワーウインドウの初期化
スマートアシスト(搭載車) 舵角センサーの初期化
①パワーウインドウの初期化

①運転席のドアガラスを全開にする

※もともと全開していた場合はこの初期化の作業は不要です。

運転席のパワーウインドウスイッチをDOWN側に押し続け、ドアガラスを全開にします。

②ドアガラスを全て閉めて停止後2秒以上保持する

ドアガラスを全開にした後、スイッチをUP側に引き上げて全閉にします。

その時、そのまま引き上げ続けて2秒以上そのまま待ちます。

※この作業を実施した後、正常に作動するか確認しましょう!!

②舵角センサーの初期化

バッテリーを取り外した状態でステアリングを大きく操作した場合、もしくは機能低下コード14Eが出力された場合(ディスプレイに表示されることもあります)

このような場合は初期化作業をしましょう!!

※初期化作業を実施しなくてもしばらく走行することで初期化完了することもできますが初期化の方法も紹介しておきます!!

①エンジンを始動させます

②ハンドルを左右いずれかの方向へ10°以上操作して、直進位置に戻す

③シフトレバーを【D】に入れて車速10Km/h以上まで加速する

④ブレーキペダルを踏み、一旦停止する

⑤直進状態で車速40Km/hまで加速して、5秒以上継続する

まとめ

今回、ダイハツ ミライース【LA300S】のアイドリングストップ車用バッテリーを交換しました。

今のお車はバックアップをしっかりとっておかないと後々大変になりますのでバックアップ機もしっかり準備して交換をして下さい。

今回ダイハツ ミライース【LA300S】のバッテリーはもしバックアップが取れていなければ上の初期化設定をきちんと実施しましょう。

私はバックアップはしっかり取っていたので問題はありませんでしたが、念のため全ての初期化設定は実施しました。

交換に関しては参考にしていただければと思いますが、もしご自分で交換される場合は自分の責任の範囲内で宜しくお願い致します。