スペーシアカスタム【MK42S】アイドリングストップ車用バッテリー交換 <整備ブログ>

スペーシアカスタム【MK42S】バッテリー交換

今回はスズキ スペーシアカスタム【MK42S】のアイドリングストップ車用のバッテリーを交換したので紹介します。

バッテリー交換に必要なもの(準備編)

新品のアイドリングストップ車用バッテリー(K-42R)

まずは交換する新品のバッテリーを準備しましょう。

スペーシアカスタム(MK42S)はアイドリングストップ車なので普通のバッテリーではダメです!!仮に取り付けてもすぐダメになってしまうのでアイドリングストップ車用専用のバッテリーを必ず準備すること。

バッテリーの型式は「K-42R」です。

バッテリー交換時のバックアップメモリー

バッテリーを交換する時には必ず必須になる「バックアップ」。バックアップを取りながら交換作業をしないとメモリーが飛んだりして大変です。昔はオーディオの時計やラジオの周波数を設定しなおすぐらいでよかったのですが、最近のお車は高性能となっているのでメモリーが飛んでしまうと専用の診断機がないと復旧できないこともありますのでしっかりバックアップは取ります。

私が業務で使用しているバックアップ機は【CTEK MXS7.0】を使用しています。

工具

  1. ラチェット
  2. 8mmのコマ
  3. 10mm・12mmのネガネ

バッテリー交換時には少し小さめのメガネ(10mm・12mm)とラチェットがあればたいていのバッテリーは交換できます。

これから自分でバッテリーを交換していくのなら持っておいて損はないですよ。

実際のバッテリー交換作業

バックアップを取る

ハンドルの下側に「OBD2」というコネクターがありますのでそこにバックアップのケーブルを接続します。

上の写真のようにコネクターがありますのでここに接続します。

コンセントにつなぎバックアップ機本体の電源を入れます。

電源が入った後、モードボタンを押して【SUPPLY】モードに切り替えます。

モードボタンを押していくと下のランプが

NORMAL→❆→SUPPLY→RECONDと順番に切り替わっていきます。

SUPPLYのところに設定すると上側のSUPPLYのランプも光り始めるので下も上もランプがついたら交換作業開始してOKです。

バッテリーを固定しているステーを外す

バッテリーの真ん中にバッテリーを押さえつけるようにステーがあり左右に8mmのナットで固定されているのでラチェットを活用して左右それぞれナットを緩めます。

ある程度緩めたら下の方に棒を引っかけている状態なのでそれを外します。

バッテリーのプラス・マイナス端子を外す

ステーが外れたらバッテリー本体のプラスとマイナス端子を緩めて外していきます。

注意
バッテリー交換時の注意点として、「マイナスから始まりマイナスで終わる」という言葉があります。

【外すとき】マイナス端子外す→プラス端子外す→バッテリー取り出す

【取り付ける時】新しいバッテリーを置く→プラス端子取付→マイナス端子取付

交換時の必須条件になるので覚えておいてください

まずはマイナス端子を緩めて外します。

次にプラス端子を緩めて外します。

マイナス・プラス端子両方とも外したら古いバッテりーを取り出します。

注意
外した端子が金属部に当たらないように気を付けてください。金属部にあたるとショートしてメモリーが飛んでしまうことがありますので要注意です

新しいバッテリーを取り付ける

新しいバッテリーを入れ替えて入れたら今度は

プラス端子→マイナス端子の順番で取り付けていきます。

まずは手でグリグリしながら端子にしっかりはめ込んでいきます。

そしてメガネを活用して締めこんでいきます。

マイナス端子側も手でグリグリしながらはめ込んで最後はメガネで締めこみます。

バッテリー交換作業完了!!無事にバッテリー交換出来ました!!

最後に初期化設定をしたらすべて完了です。

バックアップ機を取り外す

新しいバッテリーに交換出来たら、コンセントから電源コードを抜きOBD2コネクターから端子を外し、バックアップ機を取り外します。

注意
必ず電源コードを抜き、電源を切ってからOBD2の端子を取り外しましょう

初期化設定

今回交換したスズキのスペーシアカスタム【MK42S】のアイドリングストップ車用バッテリーの交換後は3つ初期化設定しなければなりません。

  1. パワーウインドウの初期化
  2. 電子スロットル学習
  3. スライドドアの初期化
パワーウインドウの初期化

①運転席の窓を全開にする

運転席のパワーウインドウマスタースイッチをDOWN側に押し続けドアガラスを全開にします。

②すべて締めて停止後、2秒以上保持

窓を全開にした後、スイッチをUP側に引き上げ全部窓を閉めます。その引き上げ続け2秒以上待ちます。

③終了後、各窓ガラスが正常に動くか確認すること

電子スロットル学習

イグニッションONかつエンジン停止の状態を5秒以上保持すること

スライドドアの初期化

手動にてスライドドアを全部閉めること。

※自分が交換して初期化しているとき、スライドドアは運転席側も助手席側も自動で開け閉めできていたのでそのままにしました。

まとめ

今回、スペーシアカスタム【MK42S】のアイドリングストップ車用バッテリーを交換しました。

今のお車はバックアップをしっかりとっておかないと後々大変になりますのでバックアップ機もしっかり準備して交換をして下さい。

他にもハスラーのバッテリー交換した記事もあるので良かったら参考に見てみて下さい。

スズキ ハスラー【MR41S】アイドリングストップバッテリー交換の方法<整備ブログ>